B・K
今回初めて、柴田先生のお会いさせていただきましたが、一目見て先生の屈託のない優しい笑顔の虜になりました。そして、先生の宮崎弁が何とものどかな穏やかな気持ちにさせてくださいます。
先生はまず、『医者』とは「学者」であり「教育者」であり「役者」であり「芸者」であり「易者」でなければならないと語ってくれました。学者や教育者であることはもちろん、患者さんに合わせて、怒ったり泣いたり、また太鼓持ちになって持ち上げたり、一緒によろこんだり、励ましたり…。そんな話を聞いていると宮沢賢治の「雨にも負けず」の
「東に病気の子供あれば、行って看病してやり」
「西に疲れた母あれば、行ってその稲の朿を負い」
「南に死にそうな人あれば、行って怖がらなくてもいいと言い」
そんな詩の一節を見ているようでした。
そして、先生は「医師は患者さんによって成長する」と話します。
先生の提唱「LOVE」とは、「L」は「Listen」傾聴の大切さを。「O」は[OverView]。「V」は「Voice」言葉が生きる源になることを。「E」は「Excuse」許しを意味しているとのことです。
私もコメディカルの一員として、医療現場で対象者に向ける「愛」をどう表現すればいいんだろうということを思っていましたが、先生の言葉に救われたような気がします。
先生が笑顔で「陽気は美徳」といった言葉に、先生は病気を見てるのではなく人を見ているから、いつも笑顔でいることを大切にしていて、だから先生の笑顔を楽しみ待っている患者さんが沢山いるのだろうななどと思い、自分もまたそんな存在になりたいと思いました。
今日、先生に出会えましたことは、本当に感謝としか言いようがありません。ありがとうございました。