Holistic network ミニ journal

ホリスティックネットワーク代表
西本クリニック院長  西本真司

生きる事の、意味、生まれてくる事の意味その事を真剣に考える時代になった事は、素晴らしい事だと思えます。私は、男ばかり5人兄弟の次男として生まれました。出産予定日が、10月10日、実際の誕生日は、11月3日でした。随分母親のお腹の中の居心地が良かったのか、のんびり屋で生まれたようです。学生結婚で両親は、3番目までを産んでいます。自分自身の出産からの隠れたメッセージを知ること、大変大切な事だと思います。
ホリスティックネットワークでは、自分自身の難病(潰瘍性大腸炎)を自らが克服した事で、難病の、身体、心、氣(霊性)のどの部分のメッセージを受け止めて、どの様に気づきをえていくかのサポートの活動を行ってきました。2012年の秋西本クリックのデータで潰瘍性大腸炎96名、5名のクローン病の方の西洋薬からの離脱のサポートをまとめました。
仏教の4苦8苦の最初の「生、老、病、死」の最初の「生まれる」事が、苦しみの一つになっている事の意味が、小学生時代良くわからず、なぜなのかと思ってきました。医学を学ぶ中で、母親の立場に立っての出産時の苦しみであるのかと理解を少しすすめた形となりました。その後、母子分離のトラウマ、安心安定の羊水の中から、空気中での呼吸の変化による苦しみとも理解出来るなど自分なりの思いを広げました。

今回、池川明先生を和歌山にお迎えして産婦人科医の立場としての、「生まれる」ことの深い意味をお話していただける事の喜びを感じています。
今回は上映できませんが、先生の子供達からの情報、「胎内記憶」の研究のメッセージを含んだ素晴らしい自主上映の映画があります。「生まれる」というタイトルの映画で是非全国の皆さんにみて欲しい内容となっています。映画の感想を少し示します。様々な感想、レビューから映画をご覧いただいた方には以下のように様々な事を考え・感じていただけているようです。

  •  自分がいかに奇跡的な存在であるかという事、そして産まれて来たすべての命がどれほど尊いかという事
  •  産まれてくる事、生きている事、育てられた事は「当たり前」ではない
  •  産んでくれた、育ててくれた両親への感謝。両親だけでなく、支えてくれている周りの人々や社会への感謝
  •  妊娠・出産は感動だけではなく、辛い出来事(流産・死産、不妊)もあり、それだけに妊娠する事は奇跡であり、妊娠した時から命が宿っているという事
  •  障害があったとしても懸命に生きている命・育てている家族があるという事
  •  自分が親を選んだと思う事で親や他人の責任にしない自主独立心の芽生え
  •  虐待があったり、両親との関係が微妙だったとしても、意志によって親子の問題を解決できる事
  •  妊娠・出産・育児は女性だけでなく、男性と共に取り組んで行く必要があるという事、男性にも様々な役割があるという事
  •  出産だけが「うむ」行為ではなく、出産をせず別の形で社会に貢献するという道がある事
  •  みんな違ってみんな良いという事。

池川明先生のメッセージとこの映画の感動を伝えたくて、今年のホリスティックネットワークの最終講演会に池川先生を及びすることにしました。私自身のホリスティック医療の最新情報もお伝えする予定です。皆さんと素晴らしい時間を過ごせること楽しみにしています。