日時:月・金の午後1時半~3時。
場所:和一ビル4階紀州東洋医学研究所
費用:1300円(2014年4月より上がりました)
申込み:クリニックに前日まで。
疾患のあるなしにかかわらず、基本的な代替医療の方法を実践し、身につけることを目標にしています。具体的には、手振り体操・自律訓練法・イメージ療法・太極気功十八式等を行っています。今年は、笑い療法・呼吸法のDVDを使用したワーク、リズム運動としての阿波踊りをワークの一つを加えていく予定です。
【教室で行われる自律訓練法の紹介】
痛みを訴える患者さんの多くは、自律神経である交感神経が優位な状態になっています。そういう患者さんに対する自律訓練法は交感神経優位な状態を副交感神経優位な状態にしようとする訓練です。そしてこの方法はいつでもどこでも自分一人でできる比較的簡単なもので、長く続けることが出来ます。
自律訓練法は1932年にドイツの精神科医のシュルツによって体系化されました。この方法は他者が行うのではなく、自分自身で行う自己暗示によるセルフコントロール法といってよいでしょう。シュルツ博士が、インドで経験したヨガからの影響もあるため東洋的な考え方がベースとなっているといえます。
【自律神経法で取る姿勢】
1)椅子に腰を深く掛けた姿勢、もしくは仰臥位でリラックスして
2)ソファーにリラックスした状態で掛けるた姿勢
3)仰臥位で寝た姿勢(一番お勧めです)
【自律訓練法の標準練習順序】
公式0 | 背景公式 | 気持ちがとても落ち着いている |
公式1 | 四肢重感公式 | 両手、両足がとても重たい |
公式2 | 四肢温感公式 | 両手、両足がとても温かい |
公式3 | 心臓調整公式 | 心臓が静かに規則正しく打っている |
公式4 | 呼吸調整公式 | 楽に呼吸している |
公式5 | 腹部温感公式 | 腹がとても温かい |
公式6 | 頭部冷感公式 | 頭が気持ちよく涼しい |
以上のことを眼を閉じて声は出さず、心の中で繰り返すようにします。
一回3~5分かけ、一日3回ぐらいを目標とし、こつこつ行う事です。
公式2までは個人差もあると思いますが、2~3週間でクリアできます。
【自律訓練法の効果】
1)蓄積された疲労の回復が得られる
2)イライラせずに穏やかになれる
3)自己統制力が増し、衝動的な行動が少なくなる
4)身体の痛みや精神的苦痛が緩和される
5)向上心が増す
6)仕事、勉強の効率が上がる
一度試してみてはいかがですか。