西本クリニック院長 西本 真司
いよいよ新年度、龍年、大きく飛翔するエネルギー一杯に、理想の医療の形へのビジョンをしっかり持って突き進んでいきたいと思っています。
私の父方の祖父(西本和平)は、龍神村の近くの南紀の山奥で生まれました。幼い頃から、この地図の龍神という地名にとてもひかれる心をもっていまし た。龍という存在は、十二支にありながら、この三次元には、存在せず、神の世界とこの世をつなぐ役割をはたしているといわれています。
昨年、東日本大震災の慰問にブータンの国王が、日本を訪問してくれて、国会の演説から、東北の方々の励ましまで勇気と元気のエネルギーを日本にもっ てきてくれました。東北の子供達に「心の中に龍を育てましょう。そして、しっかりと制御し乗りこなしましょう。」とアドバイスを行っていました。ブータン と龍との関係があるのではとインターネットで調べてみるとブータンとは「雷龍の国」と呼ばれていて、国旗には、細かい鱗いっぱいの龍の絵が描かれていま す。色は黄色とオレンジ色で、この色はインドのチャクラでは、第二、第三の部分を示す部分を表しています。中国医学でいうと下丹田の気海と鳩尾とお臍の中 間部であるチュウカンというツボにあたりの色が黄色とオレンジです。つまり、臍中心の部分に龍がいることを国旗が暗示しているようにみえます。
私自身の直感として、ブータン王国の「龍を育てて下さい」とは、「自律神経を育てて下さい」といっているように感じました。自律神経は、無意識に私 達を支えてくれ、睡眠時の無意識の時も、24時間体制で我々の身体を支え制御してくれています。高1の時の生物の先生で、恩師であった米田先生が、自律訓 練法を、私クラスメートに伝授してくれました。その中で、ずっと継続して、それを意識して実践してきたメンバー3名が、医師(麻酔科医、心臓外科医2名) となっていることは、何が深い意味をもっている気がします。西洋医学的には、制御ができないといわれている、自律神経を、もし制御できれば、自分の目標と する職業につけたり、難病を克服したり、最終的に自己実現につなげることができるはずです。自律神経のメッセージは龍のメッセージと解釈してもいいのでは と感じています。